植物の病気は70%〜80%がカビによるものだと言われます。 残りがバクテリアや人間のようにウイルスによるものです。 また病気のように見えても原因が虫によるものも多く、また多く の病気は虫が媒介するので虫を駆除することで病気が防げる場合が あります。 そして、いったん病気にかかって被害を受けた葉や茎は治りませ ん。殺菌剤として市販されている薬のほとんどが、病気が広がるの を防ぐためのものだと思ってください。 ウイルス性の病気などは、治療の方法がほとんど無く、焼き捨て るなどの処置をして広がるのを防ぎます。土に菌が入ってかかる病 気については、土を殺菌したり、替えたりして防ぎます。 植物は再生の能力が高く一度落ちた葉もまた生えて来ます。傷つ いた枝も表皮もゆっくりと直って行きます。要は丈夫に育てること を大切にする事です。
病気の防除法
罹病株の除去(切除、抜取り、隔離など)
なお弊社では薬剤の散布を承っております。(神戸市明石市近郊・3000円から6000円ぐらいです)ご遠慮なくお申し付けください。
植物にとって害虫といわれるものは種類が多く、加害の仕方もそれぞれに特徴があります。 植物を食害したり樹液を吸収したりして直接加害するものや、間接的に伝染病を媒介するものなどさまざまです。
害虫名 | 写真 | 生態と発生期 | 被害植物 | 防除 |
シャクトリムシ |
シャクがの幼虫で腹部中央の腹脚を欠くため特異な歩き方をする。毛が少なく、体を伸ばして静止状態のときは枝と見分けにくい。葉を加害する。五月〜六月に発生。 ヤガ科につぐ大きな科で種類も大変多く、また種類によって被害植物も異なる。 |
ナシ・リンゴ・ウメ・モモ・サクラ・ヨモギ・キク・サンゴジュ・ホオノキ・トチノキ・イヌガヤなど |
スミチオン カルホス NAC水和剤 |
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ミノムシ |
ミノがの幼虫で葉や小枝などを糸でつづり蓑をつくり幼虫時代をその中で過ごす。 雌は一般にうじむし型で一生を蓑の中でおくる習性がある。 六月〜九月の幼虫移動期が好期です。 |
各種植物の葉花、樹皮などを食べて成長する。 |
カルホス乳剤 十二月〜一月には機械油乳剤捕殺 |
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ハムシ | 幼虫は葉・茎・根を食害し、成虫は葉に穴をあけて食害する。 | ダイコン・キャベツ・ウリ類 |
オルトラン スミチオン DDVP ガットサイドS |
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コガネムシ | 初夏に現れ六月〜七月に新葉を食い荒らしたり樹液を吸う。幼虫は土中の根を加害する。同じ仲間のカナブンは樹液やモモ・ビワ・ナシなどの果汁も吸う。 | ナラ・クヌギ・ダイズ・シバフなど |
カルホス スミチオン |
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ハマキムシ | ハマキがの幼虫で糸を出して葉ロール巻きしたり折り曲げたり、ニ・三枚の葉をつづけて、その中で生活する種や、頂芽中心に数枚の新葉をつづったり、果肉内に潜入したり茎や根内に穴をあける種もある。 | モッコク・カシ・チャカエデ・リンゴ・カキ・ナシなど |
カルホース エストック スミチオン EPN マラソン ダイアジノン |
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アメリカシロヒトリ | 卵は500ー1000個葉裏に産み付け幼虫は6-7月、成虫は7-8月
第二化期の幼虫は8-9月、さなぎで越冬して5-6月に羽化する。 |
プラタナス・サクラ・ポプラ・ヤナギなどを食害する。 | カルホス
エルサン 巣を焼却する 切り取るか、竹の先の布に石油を浸し火をつけて焼殺する。 |
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カイガラムシ |
枝・幹・葉などに白い綿状で覆われて寄生する。つぶすと赤い汁が出る。 6-7月にふ化し6-9月に移動するのでこの期が殺虫の好期。 12月には幹へ移動しロウ物質で覆って越冬する。 |
ツバキ・サザンカ・ナシ・テン・サルスベリ・バラなど | オルトラン
カルホース アンチオ スミチオン エアークック ボルン アクテリック 12-1月には機械油・乳剤・石灰硫黄合剤 歯ブラシなどで書き落として焼却 |
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